琉球の聖地「男子禁制」検討

 沖縄県南城市の観光スポットで、世界遺産にも指定されている琉球王国時代(1429~1879年)の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」で、観光客の増加に伴い、立ち入り禁止の祭壇に上がったり、大声で騒いだりするなどマナーの悪さが目立っているとして、管理する市は「単なる観光地ではなく、神聖な場所だと理解してもらいたい」と、かつてのしきたりにのっとり男子禁制とする検討を始めたそうです。

 斎場御嶽は住民の信仰の場で、「沖縄の精神文化の象徴」とされます。しかし、市観光協会によると、年間1万~2万人だった斎場御嶽の入場者は世界遺産登録やパワースポットブームなどで、昨年度は約43万8000人にまで急増。観光客による“悪行”も目立つようになり、礼拝に訪れた人の横で大声を出したり、御嶽を「滝」と勘違いして水着姿で訪れる人までいる始末だということです。

 斎場御嶽(せーふぁうたき)は沖縄県南城市(旧知念村)にある史跡で、15世紀~16世紀の琉球王国・尚真王時代の御嶽であるとされています。「せーふぁ」は「最高位」を意味し、「斎場御嶽」は「最高の御嶽」ほどの意味となりますが、これは通称であり、正式な神名は「君ガ嶽、主ガ嶽ノイビ」となります。2000年11月、首里城跡などとともに、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。