男子レスリング24年ぶりの金メダル

 ロンドンオリンピックのレスリングは12日、男子フリースタイル66キロ級が行われ、昨年の世界選手権準優勝の米満達弘(自衛隊)が、決勝でインド選手を2―0で破り、金メダルを獲得しました。
 男子レスリングの金メダルは、1988年のソウルオリンピック以来、24年ぶりのことです。

 米満は初戦の2回戦で、キューバ選手を2―0で破り、準々決勝では、カナダ選手に2―1で逆転勝ち。準決勝でアゼルバイジャン選手を2―0で下すと、決勝も2-0。

 米満達弘は陸上自衛隊朝霞駐屯地・自衛隊体育学校所属に所属する自衛官で、階級は三等陸尉。2008年全日本学生選手権フリースタイル66kg級で優勝して文部科学大臣杯を獲得し、天皇杯全日本選手権でも優勝。翌2009年には世界選手権にも出場し、銅メダルを獲得。2011年の世界選手権でも日本勢16年ぶりとなる銀メダルを獲得し、ロンドンオリンピックの日本の出場枠を獲得。同年12月に開催された全日本選手権でも優勝して、ロンドンオリンピック代表に決定していました。

 24年前、ソウルオリンピックで金メダルを取ったのが小林孝至選手。帰国後に金メダルを紛失して大騒ぎになった選手ですが、あれ以来日本男子レスリングには金メダルがなかったのですね。

完売のはずが、目立つ空席

 7月27日に開幕したロンドンオリンピックですが、開会式や競技初日の競泳、バスケットボール会場などで空席が目立ったことから、ロンドンオリンピック組織委が調査に乗り出したそうです。この件についてジェレミー・ハント文化・五輪相は「非常にがっかりした。空席は、スポンサー席だと思われるが、観戦に来ないのなら、一般に販売されるべきだ。急ぎ、詳細を調査している」とコメントしています。

 ロンドンオリンピックのケットは、計880万枚の75%が市民を対象に売り出されましたが、発売直後に完売したものも多く、イギリス国内などではチケットを入手できない事への不満が高まっていました。

 一方空席が目立ったのは公式スポンサーのために用意された席だったとも報じられたことから、ゼネラル・エレクトリック(GE)、ビザ、コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの各社は、「自社に割り当てられた分は責任をもって利用している」とのコメントを相次いで発表するなど火消しに躍起です。

 空席の多くが国際オリンピック委員会(IOC)や各国オリンピック委員会、選手やメディアの割り当て分との見方もあるようですが、だとすれば調べればすぐに判ることでしょう。

マラソン日本代表決定

 日本陸上競技連盟は12日、東京都内で理事会を開き、ロンドンオリンピックの男女マラソン代表各3人を決定しました。

 女子は、大阪国際女子を制した重友梨佐(24 天満屋)、横浜国際女子優勝の木崎良子(26 ダイハツ)、名古屋ウィメンズ2位の尾崎好美(30 第一生命)が選出されました。
 男子は、東京マラソン2位の藤原新あらた(30 東京陸協)、びわ湖毎日4位の山本亮(27 佐川急便)、同5位の中本健太郎(29 安川電機)に決定。男女6人全員が初出場となります。

 落選となった公務員ランナーの川内優輝選手(埼玉県庁)はこの日、勤務先の埼玉県立春日部高で午後4時から記者会見を行い、代表に選ばれた3人の選考会での記録が2時間7~8分台だった点を挙げ、「福岡のタイムが良くなかったので、公正な選考が行われたと思っている」と語りました。なんと言っても立て続けに給水に失敗したあのレースが悔やまれます。

 ロンドンオリンピックのマラソンは、女子が8月5日、男子は同12日に行われます。