完売のはずが、目立つ空席

 7月27日に開幕したロンドンオリンピックですが、開会式や競技初日の競泳、バスケットボール会場などで空席が目立ったことから、ロンドンオリンピック組織委が調査に乗り出したそうです。この件についてジェレミー・ハント文化・五輪相は「非常にがっかりした。空席は、スポンサー席だと思われるが、観戦に来ないのなら、一般に販売されるべきだ。急ぎ、詳細を調査している」とコメントしています。

 ロンドンオリンピックのケットは、計880万枚の75%が市民を対象に売り出されましたが、発売直後に完売したものも多く、イギリス国内などではチケットを入手できない事への不満が高まっていました。

 一方空席が目立ったのは公式スポンサーのために用意された席だったとも報じられたことから、ゼネラル・エレクトリック(GE)、ビザ、コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの各社は、「自社に割り当てられた分は責任をもって利用している」とのコメントを相次いで発表するなど火消しに躍起です。

 空席の多くが国際オリンピック委員会(IOC)や各国オリンピック委員会、選手やメディアの割り当て分との見方もあるようですが、だとすれば調べればすぐに判ることでしょう。

「脅迫ウイルス」出現

 コンピュータ及びインターネット用のセキュリティ関連製品の開発・販売をおこなっているトレンドマイクロ株式会社は7月10日、パソコンに保存されたファイルを使用不能にし、元に戻したければ金銭を支払うよう脅迫するウイルスが国内で確認されたとして注意を呼びかけました。

 ユーザーを脅迫するウイルスは、「ランサムウエア(身代金を要求するソフトウエア)」などと呼ばれており、その種類はさまざま。例えば、マスターブートレコード(MBR)を書き換えて、特定のパスワードを入力しないとパソコンを起動できなくしたり、ハードディスクやファイルの暗号化することによってファイルなどを人質にし、復号したければ金銭を支払うよう求める。そのほか、パソコンをロックしてキーボード入力ができないようにするランサムウエアや、パソコン内のファイルを一定時間ごとに1つずつ消去するランサムウエアなども存在します。

 今回同社が報告したのは、特定のファイルを暗号化するランサムウエアで、暗号化されたファイルには特殊な拡張子が追加されます。海外では2006年ごろから、このような挙動をするランサムウエアの感染報告は相次いでいますが、国内における感染報告は珍しいと言うことです。