ボート男子オリンピック選考やり直し

 日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は27日、ボート男子の武田大作(38)が、4月に韓国で行われたロンドンオリンピックのアジア予選における代表選考会で補欠となった結果を不服として、日本ボート協会に再選考を求めた申し立てを認め、武田と代表選手2人の決定をすべて取り消しました。武田は、同競技でオリンピックに4大会連続出場中の第一人者。
 オリンピック代表選考に絡む仲裁は3件目ですが、申し立て人の主張が認められたのはこれが初めてのケースです。再レースなど、再選考の方法などは協会の判断に委ねられます。

 昨年11月、軽量級ダブルスカルのアジア予選選考会は候補6人がそれぞれペアを組んで行われました。同競技では2、3位が僅差の場合はプレーオフを行う規定があり、3位の武田はプレーオフ2レースで2勝しました。しかし、日本協会は10回のレースで著しくタイムが悪かった1選手と組んだレースを選考から除外した。その結果、武田の3位は2位と「僅差」でなくなり、プレーオフ自体が無効となっていました。
 この結果に対してJSAAは、除外された選手と組んだ時に、タイムが悪かった選手が有利になるなど、「著しく合理性を欠く結果を生じている」と判断を下したものです。

 日本協会の平岡英介副会長は「(再レースを含め)強化委員会で選考方法を検討し、3月中には代表2名を決めたい」とコメントしています。しかし、本当によく判らないシステムですね。何故こんな制度になったのか?。

野田首相の沖縄訪問

 野田佳彦首相は15日の衆院予算委員会で、今月下旬に予定する沖縄訪問に関連し、「いろんな曲折があり、昨年の沖縄防衛局長の発言も踏まえ、まずは私がおわびをするところがスタートだ」と述べました。また、「日米合意に基づき、沖縄の負担軽減を図りながら理解を得るべく、政府の基本的姿勢も改めて説明する」とし、普天間基地の辺野古移転へ理解を得たい考えです。

「県外移設に県民の気持ちが一つならば、最低でも県外の方向で、我々も積極的に行動を起こさなければならない」と、鳩山由紀夫が高らかに宣言したのが始まりでした。2010年1月の名護市市長選挙では、基地移設反対派の稲嶺進を民主党が推薦、鳩山由紀夫は個人的にも支援しました。
しかし、現実には県外移設どころか、党内の意見をまとめることさえ出来ず、自身の発言を次々反故にする始末。しかもアメリカのオバマ大統領には「trust me(私を信じて)」といい、国内向けには「腹案がある」などとその場凌ぎの発言をくり返して周囲を振り回し、最終的には「最低でも県外」と言う公約を撤回、辞任に追い込まれています。

おかげでこの問題、ゼロからのスタートどころかマイナスからのスタートで、解決の目処は全く立っていません。

上川、グランドスラム・パリ惨敗

柔道男子100キロ超級で、世界ランク10位と日本勢最上位の上川大樹(明治大学)が11日開幕のワールドカップ・オーバーバルト大会に出場します。5日にパリで行われたグランドスラムでは3回戦敗退に終わっており、上川にとってはロンドンオリンピックのシード圏内である世界ランク上位8人を目指すために、これが欧州最後の試合となります。

グランドスラム・パリの敗北で、折角の世界マスターズ2位が台無しに。世界ランク20位のスロベニア選手に組み負け、2度の指導を受けて敗れた姿は、約半年前の世界選手権パリ大会の初戦敗退を再現したような黒星。篠原信一監督も「不利な組み手でも技を出していかないと勝てない」と表情を曇らせる。
2年前の世界選手権無差別決勝では、重量級世界最強と言われるリネール(フランス)を破った上川でしたが、現状ではあの勝利が”単なるまぐれ”と言われても仕方がありません。

しかし、その上川が世界ランク10位で日本国内最高位なのですから、男子柔道の置かれている状況は深刻です。北京オリンピック柔道男子100キロ超級の金メダリスト、石井慧を事実上追い出した挙げ句がこの有様ですから。年齢的にも十分ロンドンが狙えた筈なのですが。