マダガスカルでペスト流行、94人死亡

 世界保健機関(WHO)の20日発表によると、マダガスカルでペストが流行、現在までに死者94人が出ているそうです。

 ペストはペスト菌に感染することで発症する伝染病で、中世ヨーロッパで猛威を振るい、その致死性の高さと皮膚が黒くなる患者の様子から黒死病と呼ばれて恐れられました。特に14世紀の大流行では、世界中で1億人が死んだといわれています。

 元々ネズミ等の齧歯類に流行する病気で、それをノミが媒介するため根絶は極めて困難です。

 日本での発生は1900年前後で、近年その病名を聞くことは無くなりましたが、世界的には1990年以降人への感染は増える傾向にあります。WHOによれば、2004年から2009年の間、ペルー、マダガスカル、コンゴ民主共和国、アメリカ合衆国の4カ国では毎年患者の発生が報告されています。

 中でもマダガスカルでは1980年以降毎年流行しており、現在1100名に感染の疑いがあって、更に増える可能性があると言う事です。

スペインでエボラ出血熱感染

 スペイン保健省の6日発表によると、首都マドリードの病院で、エボラ出血熱患者の治療に当たった女性看護師(44)の感染が確認されたそうです。アフリカ大陸以外で、エボラ出血熱の感染が確認されたのは初めての事です。

 発表によると、この看護師は、西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱に感染し、帰国して治療を受けて9月25日に亡くなった神父の治療チームの一員だったと言う事です。看護師は9月30日に発症、2度の検査で感染が確認され、マドリード近郊の病院に隔離入院ですが、容体は安定しているそうです。

 遂にアフリカ以外で感染が発生しました。幸い即座に隔離されましたので、これ以上の感染拡大はないともわれます。ただ、この病院では8月にリベリアでエボラ出血熱に感染した別の神父が入院、死亡しており、当局が治療に関わった30人を経過観察していると言う事で、ちょっと気になります。そもそも、エボラ出血熱の治療に関わっていると言う事は、当然感染症についての専門知識を備えているはずで、それでどうして感染したのかも気になります。

北朝鮮、韓国提案受け入れ

 朝鮮戦争で生き別れとなった離散家族の再会事業について、北朝鮮の対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会は18日、旧盆に当たる秋夕(チュソク)の9月19日に実施するとの韓国側提案を受け入れるとする報道官談話を発表しました。
 談話はまた、2008年7月に中断した北朝鮮の金剛山(クムガンサン)での観光事業を再開するよう韓国に提案しています。南北は14日に、操業が中断していた開城工業団地の再開で基本合意したばかりです。

 金剛山では2008年7月11日に韓国人の女性旅行者が金剛山付近で北朝鮮兵に射殺される事件が発生(北朝鮮当局の発表によると、女性は誤って立ち入り禁止区域に侵入したとされる)、これを受けて韓国政府は暫定的に金剛山へのツアーを停止する措置をとっていました。また、北朝鮮政府は事件の全責任が韓国にあるとして、韓国が謝罪して再発防止策を講じるまで韓国からの旅行者の受け入れを停止すると発表しました。

 開城工業団地も金剛山も、経済が破綻状態の北朝鮮にとって貴重な外貨獲得源です。いくら韓国相手に突っ張って見せても、これ以上閉鎖したままには出来ないのでしょう。