スペインでエボラ出血熱感染

 スペイン保健省の6日発表によると、首都マドリードの病院で、エボラ出血熱患者の治療に当たった女性看護師(44)の感染が確認されたそうです。アフリカ大陸以外で、エボラ出血熱の感染が確認されたのは初めての事です。

 発表によると、この看護師は、西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱に感染し、帰国して治療を受けて9月25日に亡くなった神父の治療チームの一員だったと言う事です。看護師は9月30日に発症、2度の検査で感染が確認され、マドリード近郊の病院に隔離入院ですが、容体は安定しているそうです。

 遂にアフリカ以外で感染が発生しました。幸い即座に隔離されましたので、これ以上の感染拡大はないともわれます。ただ、この病院では8月にリベリアでエボラ出血熱に感染した別の神父が入院、死亡しており、当局が治療に関わった30人を経過観察していると言う事で、ちょっと気になります。そもそも、エボラ出血熱の治療に関わっていると言う事は、当然感染症についての専門知識を備えているはずで、それでどうして感染したのかも気になります。

北朝鮮、韓国提案受け入れ

 朝鮮戦争で生き別れとなった離散家族の再会事業について、北朝鮮の対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会は18日、旧盆に当たる秋夕(チュソク)の9月19日に実施するとの韓国側提案を受け入れるとする報道官談話を発表しました。
 談話はまた、2008年7月に中断した北朝鮮の金剛山(クムガンサン)での観光事業を再開するよう韓国に提案しています。南北は14日に、操業が中断していた開城工業団地の再開で基本合意したばかりです。

 金剛山では2008年7月11日に韓国人の女性旅行者が金剛山付近で北朝鮮兵に射殺される事件が発生(北朝鮮当局の発表によると、女性は誤って立ち入り禁止区域に侵入したとされる)、これを受けて韓国政府は暫定的に金剛山へのツアーを停止する措置をとっていました。また、北朝鮮政府は事件の全責任が韓国にあるとして、韓国が謝罪して再発防止策を講じるまで韓国からの旅行者の受け入れを停止すると発表しました。

 開城工業団地も金剛山も、経済が破綻状態の北朝鮮にとって貴重な外貨獲得源です。いくら韓国相手に突っ張って見せても、これ以上閉鎖したままには出来ないのでしょう。

北朝鮮、中国船を解放

 中国外務省の洪磊(ホンレイ)副報道局長は21日の定例記者会見で、5日に中国漁船が黄海で北朝鮮船に拿捕された事件について、同船の乗員16人全員が同日早朝に解放されたことを明らかにしました。

 この事件、拿捕された漁船の船主に「通訳」を名乗る北朝鮮人から電話があり、漁船が北朝鮮の領海に侵入したため船を拿捕したとし、身柄解放の条件として遼寧省内にある会社を通じて60万元(約1000万円)を支払うよう要求してきたというもの。
 洪副局長によると、金銭の支払い等北朝鮮の要求には応じておらず、乗員16人は全員無事で、漁船はすでに僚船と合流して操業を再開しているということです。なお、漁船を拿捕した北朝鮮船の所属組織や、乗員が拘束されていた場所は明らかになっていません。

 黄海は中国と北朝鮮両国が主張する排他的経済水域(EEZ)が重なる海域があるものの、両国間の漁業協定はなくトラブルが多いそうです。それにしても、唯一の後ろ盾である中国の漁船を拿捕して身代金を要求するとは、身の程を知らないというか何も考えていないというか。