火星の衛星フォボスが崩壊?

 NASAのゴダード宇宙飛行センターに所属するテリー・ハフォード氏らのチームは、11月11日に開かれたアメリカ天文学会惑星科学部会の年次総会で、火星の衛星フォボスは火星の潮汐力によって崩壊し始めているとの説を発表しました。

 発表された説によると、フォボスの表面に何本も走る長く浅い溝は、火星の潮汐力でゆっくりと引き裂かれている最初の兆候であると言うことです。

 フォボスは火星の第1衛星で、火星の上空約6000kmの軌道を回っており、太陽系の衛星の中で惑星との距離がもっとも近く、火星の重力によって100年に2メートルずつ「落下」していると言われています。

 フォボスの崩壊説は以前にもありましたが、その当時はフォボスがもっと硬い天体と考えられており、これを引き裂くには潮汐力では弱すぎるとされていました。しかし、最新の研究ではフォボスの内部は辛うじて形を保っている厚さ100メートルほどの堆積物の集まりの可能性があり、今後3000万年~5000万年の間にフォボスが崩壊すると予測しています。

「脅迫ウイルス」出現

 コンピュータ及びインターネット用のセキュリティ関連製品の開発・販売をおこなっているトレンドマイクロ株式会社は7月10日、パソコンに保存されたファイルを使用不能にし、元に戻したければ金銭を支払うよう脅迫するウイルスが国内で確認されたとして注意を呼びかけました。

 ユーザーを脅迫するウイルスは、「ランサムウエア(身代金を要求するソフトウエア)」などと呼ばれており、その種類はさまざま。例えば、マスターブートレコード(MBR)を書き換えて、特定のパスワードを入力しないとパソコンを起動できなくしたり、ハードディスクやファイルの暗号化することによってファイルなどを人質にし、復号したければ金銭を支払うよう求める。そのほか、パソコンをロックしてキーボード入力ができないようにするランサムウエアや、パソコン内のファイルを一定時間ごとに1つずつ消去するランサムウエアなども存在します。

 今回同社が報告したのは、特定のファイルを暗号化するランサムウエアで、暗号化されたファイルには特殊な拡張子が追加されます。海外では2006年ごろから、このような挙動をするランサムウエアの感染報告は相次いでいますが、国内における感染報告は珍しいと言うことです。

「Windows Phone 8」を発表

 マイクロソフト(アメリカ)は現地時間の2012年6月20日、スマートフォン向けオペレーティングシステム(OS)「Windows Phone」の次期バージョン「Windows Phone 8」を正式発表しました。同社のパソコン用OSの次期バージョン「Windows 8」と同様、2012年後半に出荷する計画です。

 従来のWindows Phoneは、OSの基幹部分にモバイル機器向けのWindows CE系カーネルを採用していましたが、Windows Phone 8ではWindows 8と共通のWindows NT系カーネルを採用しています。Windows 8とカーネルを共通化することで、Windows 8向けの機能やハードウエア、アプリケーションをWindows Phone 8に移植することが容易になるということです。なお、カーネルが変わるため、現行のWindows PhoneからWindows Phone 8へのアップグレードはできません。

 Windows Phone 8は50の言語をサポートし、アプリを配信するマーケットプレースは180以上の国や地域で展開。第1弾として端末を提供するのは、ノキア(フィンランド)、ファーウェイ・テクノロジーズ(中国)、サムスン電子(韓国)、HTC(台湾)の4社と言う事ですが、さすがに少ないですね。市場でのシェアをそのまま反映しています。