法案反対57、欠席・棄権16、民主分裂へ

 消費税率引き上げを柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は26日午後、衆院本会議で採決され、民主党、自民党、公明党、国民新党、たちあがれ日本など各党の賛成多数で可決、参院に送付されました。関連法案は7月上旬に参院で審議入りし、7月下旬にも成立する見通しです。

 しかし野田首相が政治生命をかける重要法案でありながら、関連法案のうち消費税法改正案の採決では、民主党から小沢一郎元代表のグループを中心に57人の議員が反対票を投じ、16人が欠席・棄権するなど大量の造反者が発生、民主党は分裂状態に陥いりました。現在与党の勢力は国民新党を加えて292人であり、民主党から54人以上が離党すると、過半数を割り込んで少数与党に転落します。

 反対した議員は以下の通り。

 小沢一郎(岩手4)、鳩山由紀夫(北海道9)、東祥三(東京15)、川内博史(鹿児島1)、小林興起(比例東京)、山岡賢次(栃木4)、山田正彦(長崎3)、牧義夫(愛知4)、松野頼久(熊本1)、小泉俊明(茨城3)、小宮山泰子(埼玉7)、鈴木克昌(愛知14)、中津川博郷(比例東京)、樋高剛(神奈川18)、青木愛(東京12)、太田和美(福島2)、岡島一正(千葉3)、古賀敬章(福岡4)、階猛(岩手1)、辻恵(大阪17)、中川治(大阪18)、松崎哲久(埼玉10)、横山北斗(青森1)、相原史乃(比例南関東)、石井章(比例北関東)、石原洋三郎(福島1)、石山敬貴(宮城4)、大谷啓(大阪15)、大山昌宏(比例東海)、岡本英子(神奈川3)、加藤学(長野5)、笠原多見子(比例東海)、金子健一(比例南関東)、川島智太郎(比例東京)、木村剛司(東京14)、菊池長右エ門(比例東北)、京野公子(秋田3)、熊谷貞俊(比例近畿)、熊田篤嗣(大阪1)、黒田雄(千葉2)、瑞慶覧長敏(沖縄4)、菅川洋(比例中国)、平智之(京都1)、高松和夫(比例東北)、橘秀徳(神奈川13)、玉城デニー(沖縄3)、中野渡詔子(比例東北)、萩原仁(大阪2)、橋本勉(比例東海)、畑浩治(岩手2)、初鹿明博(東京16)、福嶋健一郎(熊本2)、福島伸享(茨城1)、福田衣里子(長崎2)、三宅雪子(比例北関東)、水野智彦(比例南関東)、村上史好(大阪6)

野田首相の沖縄訪問

 野田佳彦首相は15日の衆院予算委員会で、今月下旬に予定する沖縄訪問に関連し、「いろんな曲折があり、昨年の沖縄防衛局長の発言も踏まえ、まずは私がおわびをするところがスタートだ」と述べました。また、「日米合意に基づき、沖縄の負担軽減を図りながら理解を得るべく、政府の基本的姿勢も改めて説明する」とし、普天間基地の辺野古移転へ理解を得たい考えです。

「県外移設に県民の気持ちが一つならば、最低でも県外の方向で、我々も積極的に行動を起こさなければならない」と、鳩山由紀夫が高らかに宣言したのが始まりでした。2010年1月の名護市市長選挙では、基地移設反対派の稲嶺進を民主党が推薦、鳩山由紀夫は個人的にも支援しました。
しかし、現実には県外移設どころか、党内の意見をまとめることさえ出来ず、自身の発言を次々反故にする始末。しかもアメリカのオバマ大統領には「trust me(私を信じて)」といい、国内向けには「腹案がある」などとその場凌ぎの発言をくり返して周囲を振り回し、最終的には「最低でも県外」と言う公約を撤回、辞任に追い込まれています。

おかげでこの問題、ゼロからのスタートどころかマイナスからのスタートで、解決の目処は全く立っていません。

福島県、汚染砕石の使用調査

福島県は18日、同県二本松市の新築マンションに放射性物質に汚染されたコンクリートが使われていた問題で、震災後に新設や補修が行われた県管理の公共施設や東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅について、汚染された可能性のある砕石が使われていないかどうかの調査を始めました。

東京電力福島第一原発事故などに伴い、17日現在県内1万3341戸の仮設住宅で3万1773人が避難生活を送っています。県は、仮設住宅敷地内の通路などに敷いてある砂利を中心に、放射線のレベルなどを調べる方針です。
また、震災後に新設や補修の工事を行った県道や用水路、県立の学校などについても、施工時の書類から使われた砕石やコンクリートの出荷元を割り出すことにしています。

「放射性物質って何?」って言う大馬鹿な業者が福島にあって、汚染された採石を出荷していたという件です。で、その採石を使った建築物から基準値越えの放射線が検出されたという。ニュースで聞いたときには開いた口がふさがりませんでした。県は今週中にも調査結果をまとめる方針です。